韓国企業の広報手段に転落した日本の国民的人気アイドルAKB48

2019年4月25日

2017年12月7日付 時事WEEK掲載のPRODUCE48関連ニュースの翻訳

道は遠い「韓国のグラミー賞 MAMA」 CJ E&M企画力の限界

時事WEEK

総合コンテンツ企業CJ E&Mが頭を抱えているようだ。一年を締めくくる毎年恒例のイベントであり、最大のプロジェクトMAMAに酷評が相次いでいるためだ。特に今年はアジア3か国で足場を作り大々的な投資に乗り出したが、かえって「見掛け倒し」という酷評だげが聞こえてくる状況だ。

MAMAはCJ E&Mが運営するMnetの音楽賞。1999年から始まった「Mnet ミュージックビデオ アワード」が前身のこの音楽賞は2006年「Mnet KM ミュージックフェスティバル」になり、2009年から「MAMA (Mnet Asian Music Awards)」となった。。来年10周年を迎えるMAMAは、これまでK-POPブームとイベントを主管してきたCJ E&Mの大々的な広報などが功を奏し音楽ファンの間で高い認知度を得ることに成功した。

しかし経験と能力は比例しないのか。なぜかCJ E&Mの野心作MAMAが歳を重ねるごとに後退してゆく有様である。自ら明らかにした「韓国のグラミー賞になる」という力強い抱負とは反対に賞の権威と地位は低下している。賞乱発、ボイコット、論難、海外開催、無用論など多数の雑音が量産され、アジア最高の音楽賞を目指すという遠大な目標から遠ざかっている。

名分のない海外開催

今回のMAMAを見守った音楽ファンから最も批判を浴びたのは分散開催に関連するものだった。MAMAが終了してから1週間が過ぎた今でも「なぜあえて3か国で開催する必要があるのか?」という疑問は解けずにいる。CJ E&Mは今まで1か国(地域)で1日開催してきたMAMAを今年から7日間にわたりベトナム、日本、香港で開催したが、ファンからの「緊張感に欠ける」という悪評に苦しんでいる。

MAMAの海外開催が問題視されたのは今日昨日の話ではない。MAMAは明らかに「韓国の音楽賞」だが、毎年海外開催に固執し少なくない批判を浴びて来た。一部からは「外貨の浪費」という指摘まで受けて来た。海外開催は賞の名称に含まれる「Asian」を意識したためだろうが、受賞者の大半は韓国歌手、それもアイドル歌手が受賞の栄誉に輝き、海外開催の名分を得られないでいる。

言葉だけの共存

「共存」というコンセプトのもと、3か国で開催された今年も「Asian」は見かけだけに終わったと評価されている。総46部門のうち33部門を韓国歌手が受賞した。日本、シンガポール、タイなど国家の名前を付けた6部門の賞を除くと韓国ミュージシャンと競争して受賞した外国ミュージシャンは7組に過ぎない。特に大賞に相当する「今年の歌手」「今年の歌」「今年のアルバム」の全てを韓国歌手が受賞し「共存」というコンセプトは意味を失った。

身内びいき

CJ E&Mの過度な「身内びいき」も俎上に載った。CJ E&Mが企画したオーディション番組「PRODUCE 101」出身者に賞を取らせようとする気色がはっきりと現れたためだ。PRODUCE 101出身者が所属するPristinに女性新人賞を授与したCJ E&Mは新人賞的な性格が強い「BEST OF NEXT」部門に同じく「PRODUCE 101」出身のチョンハを選び多くの雑音が生まれた。

CJ E&Mの広報手段に転落した日本の国民的人気アイドル

同じ脈絡で今回のMAMAで大きな話題を集めたAKB48のステージも視聴者の間で議論を呼んだ。CJ E&Mは11月29日放送のMent「2017 MAMA in Japan」に日本の国民的人気アイドルグループAKB48を招待したが、その意図が純粋でないと批判を浴びた。AKB48のステージが終わった直後に「PRODUCE 48」のティザー映像が流れ、「AKB48を自社の新番組の宣伝手段として利用したのでは」というファンの怨嗟の声が止まない状況である。

中国からの批判

CJ E&Mの未熟な企画力は、これだけではない。K-POP市場の上客である中国人の情緒を理解できず、ボイコットに巻き込まれたりもした。インターネット投票で、香港、マカオ、台湾などを中国に属している地域ではなく、国として配置して「一つの中国」を叫ぶ中国のネットユーザーの激しい反発を呼んだ。

10周年を迎え、さらなる隆盛が期待される2018年MAMA。これまで蓄積してきたノウハウがあるにもかかわらず、毎年未熟な企画力で賞の権威を自ら落としているCJ E&Mを眺めるK-POPファンの視線はすでに懸念でいっぱいだ。

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