アイドルに全てを集中する韓国の差別化戦略

アイズワン チャン・ウォニョン K-POPニュース
IZ*ONE

韓国マスコミのIZ*ONE (アイズワン) 関連ニュース翻訳

韓国アイドルが証明した “差別化” の価値

2018年12月2日 スポーツワールド

日韓ガールズグループIZ*ONEが11月23日KBS”ミュージックバンク”のステージを最後にデビューアルバム”COLOR*IZ”及び”La vie en Rose”の公式活動を終えた。そして約20日の活動期間中、所属事務所オフザレコード エンターテインメントと親会社CJ ENMは日韓両国の市場で期待された全て、いやある意味それ以上の成果を上げることに成功した。

このような爆発的な日韓両国での反響の中で、いくつか興味深い現象を目にした。特に今後IZ*ONEの日本での活動の基盤になると期待される日本のAKBグループファンの反応が目に付く。

日本のインターネットコミュニティ掲示板で、AKBグループファンはIZ*ONEが出演する韓国の音楽番組を観て妙な反応を見せた。「韓国音楽市場にはアイドルだけが存在し、他のジャンルのミュージシャンはいないと思っていたが、音楽番組を観ると多様なジャンルのミュージシャンが存在していた」というものだった。

ではなぜ彼らアイドル以外のミュージシャンは日本で知られていないのだろうか? 理由は簡単、日本の消費者は韓国音楽市場からアイドルだけを抜き出して消費するためだ。東南アジア、北米、南米、ヨーロッパなどの地域も日本と同じ。韓国音楽商品消費の中でアイドルが占める割合は大雑把に見積もって90%を超える。

ではなぜそのような偏向的になったのだろうか? 韓国型アイドルが自国の文化市場に存在しないモデルだったためだ。アイドル以外のミュージシャン、バンドなどは似たような形態が自国の市場に存在するため、それを消費する。しかし韓国アイドルはそれが音楽商品としての良し悪しではなく韓国にしかない商品として差別化されている。

1970~1990年代、アジアを席巻した香港映画を思い出すと理解しやすい。香港映画と言えば今も昔もカンフー映画とノワール映画のふたつ以外にこれといった印象はない。しかし香港映画界はアジアのハリウッドと呼ばれるほど、ありとあらゆるジャンルの映画を制作している。我々はその中のカンフー映画とノワール映画だけを輸入し消費していた。それ以外のジャンルの映画は韓国にも存在していたり、ハリウッドのクオリティの高い映画を輸入した。

「”良いもの”が売れるのではなく”必要なもの”が売れる」グローバル文化交流とはこういうものだ。そしてその必要は欠如から生まれる。かつて”最も韓国的なものが最も世界的なもの”というキャッチフレーズのもと、伝統文化との接合を実体化しようとする試みがあった。しかし逆に参入障壁を高めてしまう結果になった。理念が現実との不調和を引き起こしたのだ。今韓国アイドル産業はその”売れる差別化”というギリギリの綱渡りに成功している。長い試行錯誤の末に勝ち得た貴重な結果である。

(翻訳終わり)

IZ*ONEデビューアルバム COLOR*IZ ディザー画像

IZ*ONEデビューアルバム COLOR*IZ

ロックバンドをやりたい人も、シンガーソングライターになりたい人も、俳優になりたい人も全員アイドルにしてしまってるから、確かにギリギリの綱渡りだろう。