「防弾少年団の仇はIZ*ONEアイズワンで」と主張する韓国マスコミ

2018年12月9日

韓国マスコミのIZ*ONEアイズワン関連ニュースの翻訳

IZ*ONEはよくて、防弾少年団はダメなこと

SPORTS TODAY 2018年11月9日

日本のテレビ局テレビ朝日が防弾少年団の出演を突然キャンセルした。防弾少年団のメンバー ジミンが日本統治からの解放を意味するTシャツを着用したという理由でだ。

その一方で極右問題に包まれた日韓グループIZ*ONEは制裁なく自由に活動している。

IZ*ONEはよくて防弾少年団はダメな理由は何か。

防弾少年団 ミュージックステーション出演中止

防弾少年団は11月9日テレビ朝日”ミュージックステーション”に出演する予定だったが、テレビ朝日側の一方的な通告により出演できなかった。

防弾少年団のメンバー ジミンは1年前、あるドキュメンタリー番組で”Korea、Out History、Patriotism、Liberation”等が書かれたTシャツを着用したことがある。

このTシャツには日本統治からの解放で万歳を叫び、日本に原子爆弾が投下された写真も描かれていた。

Tシャツは所属事務所BIG HITエンターテインメントとジミンが制作したものではなく、あるショッピングモールで販売中のTシャツだった。

ジミンが自ら購入したのかについてはっきりしたことは分かっていない。しかし日本の極右勢力はこれを防弾少年団の反日活動と解釈した。5年前メンバーRMがSNSに「歴史を忘れた民族に未来はない」と投稿したことも問題視した。

原爆Tシャツ 防弾少年団に反日のレッテル

日本国内で防弾少年団の人気が高まると日本の極右勢力の反発も大きくなり、負担を感じたテレビ朝日が番組1日前に出演をキャンセルした。

このニュースが韓国に伝わると反発が拡がった。わずか一日前にキャンセルしたテレビ朝日の態度も問題があるという指摘だ。

問題になったTシャツは2秒しか登場しなかったが、テレビ朝日側は防弾少年団側に着用の意図を問うなど強硬な姿勢を見せた。所属事務所BIG HITエンターテインメントは釈明したが、結局防弾少年団のミュージックステーション出演はキャンセルになった。

日本の代表的極右メディアはこれを”原爆Tシャツ”と命名し防弾少年団に反日のレッテルを張った。

日本のテレビ局の態度の変化は高まるK-POP人気に対するけん制が本格化したことを意味する。K-POPに対する日本ファンの忠誠度は依然として高く、この問題が起きても防弾少年団への好感度は大きく変わってはいない。

K-POP人気を警戒する日本

それにも関わらすテレビ朝日が出演をキャンセルしたのは、日本の放送局が日本の若年層に浸透したK-POP人気に対する警戒に入ったことを意味する。K-POP人気をけん引する防弾少年団を真っ先にやり玉に上げたのだ。

その一方で韓国内の状況はどうだろうか。同じ問題でも全く異なる反応を見せている。IZ*ONEの事である。

Mnet”プロデュース48″で誕生したIZ*ONEはCJ E&MとPLEDISエンターテインメントのハン・ソンス代表、日本のガールグループAKB48のプロデューサー秋元康が手を組み作ったクループ。

しかし秋元康の前歴が問題だった。彼は日本の極右の代弁者だった。

秋元康は帝国主義を称賛する校歌を作詞するなど右翼活動に力を注いてきた人物で、AKB48にも同じような問題があった。2006年靖国神社で公演し周辺国家から批判を浴び、メンバーの一部はコンサートで旭日旗が描かれた衣装を着用してステージに立った。

このような前歴を持つ秋元康はなぜ韓国人を含むグループを作ったのか。グローバル化したK-POP人気に便乗したという批判的な視線も少なくない。

韓国で自由に活動するIZ*ONE

韓国人の一部は問題意識を持ち「IZ*ONEの公営放送出演を禁止して欲しい」という国民請願を出した。11月9日現在、3万7千名の賛同を得た状況。

それでもIZ*ONEは12名全員で韓国の公営放送KBS2″ミュージックバンク”に出演、1位のトロフィーを胸に抱いた。MBC、SBSにも制約なく出演するなど地上波放送局出演を続けている。IZ*ONEを作ったテレビ局Mentは言うまでもない。

日本と韓国のテレビ局の態度は全く異なっているのだ。

アイズワン
IZ*ONE

先日日本は日帝強制徴用被害を賠償しろという韓国最高裁の判決を不服として不満の声を上げた。慰安婦問題も否認を続けている。

テレビ朝日はアジアを超えアメリカ、ヨーロッパ市場を占領し文化外交の象徴となった防弾少年団を政治的問題に絡めて韓流制裁に入った。しかし日本右翼問題と深く関わりのあるIZ*ONEに対する韓国テレビ局の態度は問題意識が全くないように見える。

わずか2秒間登場したTシャツが問題になった防弾少年団と右翼論難でも1位を獲得したIZ*ONE。この温度差を作った原因は何で、誰の責任なのか。

生まれながらアイデンティティ問題から自由ではないIZ*ONEに対する冷静な点検が必要な時である。

(翻訳終わり)

原爆Tシャツを着た防弾少年団ジミン
原爆Tシャツを着た防弾少年団ジミン

日本ではよくて韓国ではだめなこと

ここまで日本と韓国の間で起きた出来事を振り返ってみる。

NHK テレビ朝日がTWICEの韓国語曲を放送

韓国の人気ナンバーワン女性グループTWICEが5月25日のミュージックステーションに出演した際、5月16日発売の新曲”Wake Me Up”の他に韓国語曲”What is Love?”を歌った。

“What is Love?”は4月9日韓国で発売された同タイトルのアルバムのリード曲 (タイトル曲)で当然ながら収録曲はオール韓国語。TWICEの日本での所属レコード会社ワーナーは”What is Love?”とは無関係、また発売から2か月近く経過しているため買う人は既に購入済みで営業効果も薄いためTWICE側から働きかけた可能性よりもテレビ朝日がTWICE側に持ち掛けた可能性が高い。

TWICEは9月15日放送のNHK”シブヤノオト”に出演、NHKは放送前から韓国語曲(日本未発売曲)も含めたリクエストを募集して、上位に入った韓国語曲”What is Love?””Heart Shaker””Dance The Night Away”3曲を放送した。

シブヤノオト TWICE
シブヤノオト TWICE

ちなみに上位5曲のうち4曲は日本未発売の韓国語曲で日本語歌詞は存在しない。

“秋元康は右翼だから” 防弾少年団とのコラボ中止

9月13日に防弾少年団が秋元康作詞の”BIRD”を11月に発売すると発表した。このコラボレーションは防弾少年団の所属事務所BIGHITエンターテインメント代表でプロデューサーのパン・シヒョクが秋元康に提案したという。ところが防弾少年団ファンが「秋元康は右翼、女性蔑視」という理由で反対運動を展開、結局9月16日防弾少年団の所属事務所BIGHITエンターテインメントは秋元康とのコラボを中止することを発表した。

宮脇咲良、矢吹奈子、本田仁美、AKB・HKT活動休止 IZ*ONEに専念

9月24日、韓国のサバイバルオーディション番組Mnet”プロデュース48″で最終投票順位12位以内に入り、IZ*ONEのメンバーに決定した宮脇咲良、矢吹奈子、本田仁美が2年6が月間AKB48・HKT48の活動を休止し韓国でIZ*ONE活動に専念することが発表された。

11月28日発売の”NO WAY MAN”では宮脇咲良がセンター、矢吹奈子、本田仁美が両サイド、プロデュース48で投票上位に入り最終回まで出演した
宮崎美穂、竹内美宥、白間美瑠、下尾みう、高橋朱里が選抜メンバー入りした。この中には不人気メンバーも含まれていて、AKBファンの意向に沿った人選ではない。

防弾少年団とのコラボ中止から10日後の秋元康の対応がこれだった。

KBS SBS “日本語歌詞は放送不適格”

一方韓国では10月30日KBSが日韓グループIZ*ONEの秋元康作詞の日本語曲”好きになっちゃうだろう?”を”歌詞が日本語”という理由で放送不適格判定、さらにSBSもKBSに続き放送不適格判定を下す。MBCは放送不適格はしていないが”好きになっちゃうだろう?”を放送していない。

原爆Tシャツだけが問題だったわけではない

ここまでが防弾少年団の原爆Tシャツ以前に起きた出来事で、さらに韓国政府が国際観艦式に参加予定だった海上自衛隊に旭日旗の自粛を要請、海上自衛隊がこれを不服として国際観艦式参加を取りやめた問題、韓国の最高裁が日本企業に対し元徴用工へ賠償を命じる判決を下した問題などが加わる。

韓国のマスコミは、日本人全体の中では極少数に過ぎない”忠誠心の高い防弾少年団ファン”よりも、大多数の”普通の日本人”が防弾少年団の原爆Tシャツどう感じているのかを考えるべきだね。