元AKB48グループメンバーが語る日本のアイドルと韓国のアイドルの違い

2019年4月19日

韓国マスコミのIZ*ONEアイズワン プロデュース48関連ニュース翻訳

プロデュース48 日本人練習生に実力がない? 日本の元アイドルグループメンバーに質問してみた

2018年7月13日 OH MY NEWS

I.O.I-WANNA ONEに続く3番目の主人公が少しずつ輪郭を現し始めた。今回は日本と韓国の組み合わせ、現在放送中のMnet”プロデュース48″は秋元康がプロデュースした日本のアイドルグループAKB48とMnetのプロデュース101システムを結合したフォーマットだ。右翼問題などが沈静化しない中で日韓両国の練習生は少しずつファンを増やしながらプロデュース48は回を重ねている。

プロデュース48がこれまでのプロデュース101と異なる点は日本人練習生という設定にある。地理的に近いが文化的な違いを無視できない日本のアイドル世界がどんなものなのか好奇心を刺激する。

日本のアイドルエンターテインメントシステムと韓国のそれとの文化的な違いはプロデュース48を観ても詳しく知ることが出来ない。そこで日韓両国のアイドルシステムを経験した人物に会い話を聞いた。韓国でRed Soxのメンバーとして活動、2010年から2012年まで日本のSDN48第3期メンバーとしてとして活動した女優のチョン・シヨン。彼女は韓国人初のSDN48メンバーとして活躍、2013年に東京のチョン・シヨンを訪ね取材したこともある。SDN48は2012年に解散、チョン・シヨンは韓国に戻りtvN”青い巨塔”、SBS”私だけのあなた”に出演するなど女優として活動している。

プロデュース48
プロデュース48

チョン・シヨンが所属したSDN48は2010年デビュー、2012年に解散したが、AKB48は2006年のデビューから現在まで活発に活動を続け、プロデュース48に出演することになった。チョン・シヨンはAKB48がロングラン出来た理由を分析、また日本と韓国のアイドルシステムの違いを問う質問にも彼女の経験を踏まえ回答した。(彼女が日本で活動したのは6年前のため、時間の経過を考慮して読んでください)

日本「可愛いアニメのキャラクター」 韓国「完璧な実力を追求」

「日本ではアニメに出てくるような可愛らしいアイドルが好まれる。アイドルにキャラクター的要素を付与し、アニメーションのように眺める傾向がある。全てではないが可愛らしいダンスが多いのはそれが理由。実力については韓国より寛大な面がある。」

実力面での完璧さを求める韓国のアイドルとは異なり、日本は”楽しさ”と”成長”に焦点を合わせる。アイドルが成長する姿を見守り応援する。チョン・シヨンは「AKB48というグループの元々の主旨も”歌手として完璧なパフォーマンスを披露する”ではなく”みんなとすっと一緒にいるから楽しく遊ぼう”。劇場でファンと語り合い活発にコミュニケーションをとる。」と語った。

日本「先輩から教わるシステム」 韓国「体系的なトレーニングシステム」

「日本は韓国のように専任のダンストレーナーを置かない。私はSDN48第3期生だったが、最初だけダンストレーナーに教わり、個人練習をする時は第1期の皆さんが撮影した動画を観てダンスを覚えた。第1期が第2期に、第2期が第3期に教えるというシステムだた。動画の通りにダンスを覚えると左右が反対なので練習が大変だった。」

プロデュース48
プロデュース48

チョン・シヨンは「トレーニングに関しては韓国が進んでいる」と韓国の体系的なトレーニングシステムに言及した。続いて「韓国は所属事務所がひとりひとりにメイクや衣装を用意し自動車を手配してくれるが、日本はそうではない。私は電車を利用した。」と語った。

しかしその中で得たこともあるという。「日本は自分のことは自分でやるというシステム、アイドルひとりひとりに費用がかからない。そのために多くの選択権が与えられる。チャンスは多く、失敗によるダメージも少ない」と説明した。

日本のトレーニングシステムは体系的ではないが、管理システムは日本が上という意味。チョン・シヨンは「コンサートのステージ裏には酸素補給のための酸素缶があった。スポーツトレーナーがいてケガ防止のためにマッサージをしてくれた」と回想した。

日本「中年ファンが多い」 韓国「若い世代の文化」

日本と韓国のアイドル界はファンの年齢層にも違いがある。韓国は10代~20代が圧倒的多数を占めるが、日本は「若い世代のファンもいるが、年齢の高い人も非常に多い。”おじさんファン”の元祖は日本かもしれない」とチョン・シヨンは語った。

「日本は”あの年齢でアイドルを追いかけるなんておかしい”ということはない。コンサートをすれば最前列におじさんファンが陣取り、一緒に踊り大金を使う。私が活動した当時、CD1枚につき10秒の握手券が入っていたが、CDを数十枚買って握手券を集め2分30秒間手を握って話をしたファンがいた」

プロデュース48
プロデュース48

チョン・シヨンにファンの忠誠度についての質問した。「ファンの乗り換え」の傾向は異なるのか?

「私が感じた日本の韓国の大衆文化の最大の違いは、一度ファンになれば最後までついて行くという点。韓国では完璧な実力を備えてからデビューするが、日本は完璧ではない状態でデビューするため、未熟だが成長する姿に声援を送る。成長する姿がファンに感動を与える。そのせいかファンの”乗り換え”はほとんどない。乗り換えたとしても元々好きだったメンバーを見捨てずにファンのままで他のメンバーのファンになる。一度ファンになれば最後までファンという傾向が韓国よりも強い」

日本 「いつでも観に行ける常時公演」 韓国「一年に一回コンサート」

AKB48は創成期から東京秋葉原に位置するAKB48劇場で常設公演を繰り広げる”会いに行けるアイドル”がコンセプト。チャン・シヨンが所属したSDN48は”Saturday Night”の略字で毎週土曜日にこの劇場で公演した。チョン・シヨンは「日本の常設公演システムこそが韓国が見習って欲しいシステム」と語った。

AKB48劇場
AKB48劇場

「ステージに立てない時間がとてもつらい。そのつらさを癒すためにはファンの声援が必要だが、韓国は完璧に準備してからデビューするシステムのため、練習生の心痛が大きいと思う。韓国のアイドルが世界的な人気を得た理由は完璧さを追求するためだと思うが、ファンが見守り応援するシステムを韓国も作らなければならないと思う」

チョン・シヨンはそのシステムの良い例が日本の常設公演だと強調した。SDN48に存在感の薄いメンバーがいたが、毎日公演可能な専用劇場があるため、そこで公演を続けるうちにそのメンバーの成長する姿を見て急激にファンが増えたことがあるという。毎日会うことでファン心が生まれ機会が増える。チョン・シヨンは「韓国はコンサートを一年に1~2回、それもトップグループにならなければコンサートが出来ない。コンサート以外の活動はテレビ番組出演くらいで、ステージの裏側を見せることが難しい。日本は専用劇場での常設公演、小規模劇場システムがあり、ステージ裏の様子を見せやすい。」と語った。日本のアイドルの最大の特徴として彼女は「ファンに近いコミュニケーション」を挙げた。

日本「自己管理」 韓国「過酷なダイエット」

韓国アイドルの過酷なダイエットは周知の事実。これについて尋ねると「日本は正反対」と答えた。

「日本で活動していた時、ケータリングサービスが提供された。一食3,000キロカロリーで毎食利用していた。所属事務所からダイエットしろと言われたことはない。自分で体重を管理する。また日本は整形手術に寛大ではない。ダイエットや整形手術は安全の問題のため事務所は強要しない。」

共通点 「悪質なデマ 世界への夢」

最後に彼女に日本と韓国のアイドルの共通点を尋ねた。「韓国にはアイドルを夢見る人が多く必死に挑戦するが日本は?」という質問に「それは日本も同じ、ご存知の通り日本のエンターテインメント市場は韓国より大きく多くのグループが存在するの。」と
答えた。

悪質なデマについての質問にも「日本のアイドルも同じように苦しんでいる。」と語った。世界の舞台への夢についての質問にも同じ答えが返って来た。日本もアイドルグループを作るとき、日本人何名、タイ人何名というように多国籍化で世界進出を目指している。

(翻訳終わり)

プロデュース48
プロデュース48

記者を介しているので正確な事は分からないが、チョン・シヨンはSDN48の先輩や2分30秒握手したファン以外のファンに対して敬語を使っている。

長く握手するのは嫌だったのかな?

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